About this blog (このブログのこと)

My photo
After living in the United States for 15 years, I came back to my hometown Matsue, a small city in the western part of Japan, in November 2014. I imposed a simple rule on myself. Use only American saltwater lures for at least one year and report what they catch...... When a year had passed since then, I decided not to lift this ridiculous restriction. I am still using only American lures.(2014年11月、15年間のアメリカ生活を終え、島根県松江市に帰郷した私は、自分自身に一つのルールを課しました。少なくとも1年間、アメリカのソルトルアーだけを使い、釣果を報告すること......。そして1年が経過した時、私は、この馬鹿馬鹿しい制約を解除しないことに決めました。今もまだ、アメリカのルアーだけを使っているのです。)

Dec 19, 2025

(No. 1375) Abandoned Puffer Fish Again at Kurauchi Bay and New Signboard (倉内湾にて再び放置されたフグ、そして新しい看板)



This is today’s second and last post. As I mentioned on the first post, I left Tayu and arrived at Kurauchi Bay with a joyful feeling. However, my feeling changed as soon as I saw a fisherman standing on a big rock on the shore of the bay. There were white small objects behind him, some in the shallow tide pool and others on the rock. They looked like bellies of puffer fish. After a brief hesitation, I climbed down the slope to approach him. I was right. Several puffer fish were abandoned. I couldn’t help getting angry by the sight. “Hi,” I said to him, “You shouldn’t throw away puffer fish like this.” He turned around toward me and said, “It wasn’t me.” Then, he resumed his fishing in silence. I realized I made a mistake. So I said to him, “I am sorry. I shouldn’t have made such a hasty decision. I apologize.” Then I started rescuing the puffer fish. To my surprise, most of them, even those lying on the rock, were still alive. Releasing the poor fish to the ocean, I kept talking. I said to him that I had recently rescued the puffer fish abandoned by someone (No. 1372). I might have offended the fisherman because he kept his silence.
(本日2つ目にして最後の投稿です。1つ目の投稿で書いた通り、私は、喜びに満ちた気持ちで手結を離れ、倉内湾に到着しました。しかしそんな気持ちも、湾の岸沿いの大きな岩の上に立つ釣り人の姿を見た瞬間、一変しました。その釣り人の背後、浅い潮だまりの中や、岩の上にさえも、白い小さな物体がいくつかあるのが見えたからです。それらはフグの腹のようでした。私は少しためらいましたが、斜面を下りて、その釣り人に近づいていきました。すると、私の予想通り、何匹ものフグが捨てられていたのです。その光景を見て、私は怒りを抑えきれなくなりました。「こんちは」と声をかけて、言いました。「こんなふうにフグを捨てちゃダメだよ」。すると彼は私の方を振り返って「俺じゃないよ」と言いました。そして黙って釣りを再開するのです。自分の誤りに気づいた私は謝りました。「すいませんでした。早トチリしてしまいました。申し訳ありませんでした」。そして、フグの救助を始めました。驚いたことに、岩の上に横たわっているものも含め、ほとんどのフグがまだ生きているのでした。そんな可哀想な魚たちを海に放ちながら、私は話し続けました。先日、誰かに捨てられてしまったフグを助けたばかりなのだと(No. 1372。私はその釣り人の気分を害してしまったようです。彼はずっと黙っているのです。)
After taking care of all the abandoned fish, I started my own fishing, standing on the tip of one of nearby rocks. Shortly afterward the fisherman left the fishing spot. No fish responded to my lures, so I also decided to quit. On my way back to my car, I encountered another man who was looking down the bay. He said he was a fisherman but he had not yet tried at Kurauchi Bay. So I gave him some tips. Pointing out the spot where the first fisherman had been standing, I said to him, "The best spot is down there," and I noticed white objects lying there again… Dear my beloved readers, a very strange thing happened today. I had cleared all of the abandoned fish, but somehow they came back. I concluded they must have fallen from the sky. I didn't get angry any more. Because, unlike the first one, the second fisherman was a kind and talkative person. He got interested in my reel, PENN 535GS, so I showed how to throw a lure on the old conventional reel. When I came home, I created a new signboard with the help from my mother, who is good at calligraphy. It says, "Get along with puffer fish and love nature. Otherwise, go to fish markets.” I also got inspiration from the comment made by Namaji-san.
(放置されていた魚たちの世話を終えた私は、近くの岩の先端に立って、自分の釣りを開始しました。間もなく、先ほどの釣り人はその場から去っていきました。私のルアーにも魚からの反応はないため、私も納竿することにしました。車に戻る途中、湾を見下ろしている別の男性に出会いました。その人も釣り人だったのですが、倉内湾ではまだ釣りをしたことがないとのことでした。そこで私はいくつかアドバイスをしました。最初の釣り人が立っていた場所を指して、「あそこが一番いいですよ」と教えてあげました。そして、またもやそこに白い物体が残されているのに気づいたのです…。親愛なる読者の皆様、今日はとても不思議なことが起きました。私は捨てられたフグを全て片付けたはずなのに、どういうわけか、フグたちはまたその場に戻ってきているのです。フグたちはきっと空から降ってきたのに違いありません。私はもう怒ったりしませんでした。というのも、最初の釣り人と違って、2人目の釣り人は、親切で、おしゃべり好きな人だったからです。私が使う古い両軸リール、PENN 535GSに興味を持ってくれたので、そのリールでルアーを投げるところを見せてあげました。家に帰った私は、書道が得意な母に手伝ってもらって、新しい看板を作ってみました。「フグと和解し、自然を愛して。でなければ魚市場へ」と書いてあります。ナマジさんのコメントからもヒントをいただきました。)

4 comments:

  1.  自分じゃないと口からでまかせに嘘までついて、言いわけのしようもない自分に都合の悪いことには口を閉ざし、嫌がらせのようにフグをまた捨てていく。面と向かって言いたいことを言う度胸も考えもないくせに陰険でクソガキのような行動。ほとほとあきれ果てた輩ですね。
     怒りをよく抑えられましたね。こんな輩、まともに相手にしたってトラブルの種でしかないので、直接係わらない方が身のためでしょう。新しい看板の意味が分かり恥を感じる程度の理解力があることを願います。理解力がない場合は、延々フグしか釣れないだろうからそのうち来なくなるでしょう。 

    ReplyDelete
    Replies
    1. ナマジさん、コメントありがとうございます。

      ははは。そうですね。「触らぬ神に祟りなし」という感じが私もします。

      一方で、実は本当にフグが空から降ってきたのではないかと思っている自分もいます。

      というのも以前、ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画『マグノリア』を観たことがあり、ご存知かもしれませんが、この映画では、大量のカエルがいきなり空から降ってくるシーンが有名なのです。

      なぜカエルが降ってくるのか、その原因は説明されていなかったと思います。

      あのシーンがとても印象的だったせいで、「そりゃ、フグだって降ってくるかもな」と思っている自分がいますね(笑)。

      Delete
  2. ご存じかもですが、カエルを始め生物が降ってくるという現象はファフロツキー現象と呼ばれているそうです。マンガアニメファンには「ジョジョの奇妙な冒険」第6部のウェザー・リポートの使う気象現象を自在に操るスタンド(特殊能力)がドクガエルを降らせた場面が有名です。日本でも確か数年前にオタマジャクシが降ってきた事件があったように記憶しています。原因は竜巻説、鳥が落とした説など色々あるようです。カエルに関しては単に繁殖期で集まっただけのような気がします。いきなり大量に出現することがあるので、空から降ってきたと考える人がいても不思議ではないと”パソコン椅子探偵”としては推理しています。

    ReplyDelete
    Replies
    1. ナマジさん、再びコメントありがとうございます。

      フィクションの世界だけでなく現実の世界においても、あり得ないものが雨のように降ってくるという事象はあるようですね。

      倉内湾の上空には、だいたいいつもトンビが舞っています。

      倉内湾に放置されていたフグも、釣り人のせいではなく、トンビが食べ切れなくて吐いたフグであったりすればいいのですが....。

      Delete